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質屋かんてい局【質の利用者に外国人が多い理由】

皆様こんにちはFTC株式会社北川です。
今回は「質屋に外国人利用者が多い理由」について記事を書かせて頂きます。

まず初めに質屋は世界中にあるという事を皆様ごぞんじだったでしょうか?

「質屋は日本独自のもの」と考える人もいるかもしれませんが、日本だけのものではなく、国によっては銀行以上に重要な役割を果たしている質屋もあります。

日本の質屋の始まりは鎌倉時代といわれておりますが、ただ世界では、もっと古くから質屋が誕生しており、今現在も世界各国に質屋は存在し、庶民の暮らしに欠かせないものになっております。

質屋の発生は、約3000年前の古代中国まで遡ります。

正確には「質屋」というお店の誕生ではなく、「質預かり」が行われるようになった時代です。初めは、僧伽が貧しい農民の資金不足を短期的に補うために、担保として物品を預り、お金を貸し出すようになったことが始まりとされています。

 

当然始まりの中国ですので現在も中国にたくさんの質屋が存在しております。

また、紀元前27年頃、古代ギリシャ・ローマでも質屋が繁栄しました。

しかもそれは公営で運営する質屋を各地に設立したと言われております。

その為、現在でもヨーロッパ各地に質屋は存在し、パリなどに公営の質屋が今も存在しております。

その他にもアメリカ、フィリピン、タイ、韓国など世界中に広がった質屋、海外の方にとってもなくてはならない庶民の強い味方として根付いているのが質屋です!!

補足ですが各国の質屋で特徴は変わり、イギリスではネット質屋、フィリピンでは送金もできるなど、独自の変化をしているところも少なくありません。

日本に来た外国人が質屋をよく利用する?


上記にありますように質屋が世界中にあり外国人の方も質の存在、その仕組みを理解されていることはお分かりだと思いますが、ではなぜ、日本の質屋を利用する外国人が多いのか?ご説明させて頂きます。

まずはこちらをご覧ください。

こちら愛知県小牧市にあります質屋かんてい局小牧店の質預り金額の割合ですが、実に23%が外国人の方の質利用となっております。

 

ではなぜ外国人の方は抵抗なく、多く質利用されるのか?

それには訳があります!!

 

まず一つ目は・・・

自国では質屋の方が銀行より信用できるから


例を上げますとフィリピンには約12千店の質屋があると言われております。日本の約8倍にもなりますがフィリピンでは、所得が不安定なため銀行口座やクレジットカードを持てない成人が約7割を占めており、質屋で家電や時計、貴金属などを担保にして借り入れをする人が多くいらっしゃるそうです。

このことから銀行よりも質屋という考えがあり抵抗なく利用されるのが理由の一つです。

 

次に・・・

貨幣相場が安定しない国の方は貯金ではなく金製品をもつ


先程もありましたがフィリピンなど貨幣相場が安定しない国の方は、貯金などではなく金製品に現金を変えて代々家宝として引き継がれるそうです。そのため、日本に出稼ぎに来る際に何か困ったことがあれば質屋にと家宝の金製品を持たされるのが理由の二つ目です。

最後3つ目・・・

出稼ぎに来られた外国人にお金を貸す金融機関がない


そもそも、日本にきた外国人の方で日本の金融機関からお金が借りられるのはごくわずかです。借りられたとしても希望の融資額まで借りられないことが多くあるそうです。

ですので、皆さん審査がなく、簡単にものさえ持っていれば借りられる質屋を利用されるのが理由の3つ目です。

 

以上が、日本の質屋において外国人利用者が多い理由でした。

このほかにもさまざまご利用される外国人の方には理由があると思いますが、代表的なよく聞く理由をお伝えしました!!日本はもちろんですが世界各国で「利用者の方の困ったを」助けている質屋!!私自身も素晴らしい商売だと思いますし、WinWinの関係、仕組みがよくできた商売だと思います。

 

以上、今回は「質屋に外国人利用者が多い理由」でした。